完全理解

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完全理解とは

こんにちは、伊集院巧です。

今回の「完全理解」という技法を説明したいと思います。

人の心をわしづかみにする技法です。



私は21歳の時に催眠を覚えました。

元々、人との会話が苦手なコミュ障で、

3年間の引きこもり生活をしていました。



当然、彼女もいなく、人と対面をして話を

するといえば、家族とのほんのちょっとした

日常会話くらいでした。



当たり前にする家族との日常会話すらも

面倒で避けていました。



ある日、引きこもっている自分に危機を感じ

なんとかしないといけないと、引きこもりから

脱出するための方法を調べて、催眠術と出会いました。



催眠術を覚えてからコミュ障を脱出して、

いろいろな人たちに催眠術をかけている中で

一つの疑問が出てきました。



完全に人の心をわしづかみにして、

私以外の人には全く興味がない状態に

することができるのか?



催眠術の師匠に相談をしてできるのかを

確認して手に入れたノウハウが完全理解です。



完全理解とは人間の心理をわしづかみする手法です。



自分に夢中にさせて、力を借りたいなどの場合に

人の心理をすべて掌握することで、相手が何を考えていて

何を必要としているのか、それらがわかれば

人の心をわしづかみにすることができます。



当然、相手の弱点もわかります。

心に響く言葉。

何をされたら嫌がるのか。



完全に相手のことを把握し、掌握することができます。



相手の気持ちをグルグル引きずり回して

自分のペースに持ってくるためには、

相手の心理を完全に理解することです。



これを完全理解と言います。




心をわしづかみする

すべてを理解してあげる。これが完全理解です。

それをするために2つ、先にお話ししたいことがあります。



ひとつめは、「否定はしない。肯定だけをする」ということ。

ふたつめは、「オープンクエスチョン」をすること。これは心理学的な話になります。





相手を理解するためには、相手の情報を引き出す必要があります。

私は決してエスパーではないので、相手が心の中で何を考えているか、

見ただけではわかりません。





ある程度はわかりますが、情報を引き出すためには、

相手を気持ちよく会話の渦に引き込む必要があります。





どうするかというと、会話の中で否定はしないでください。肯定だけします。





「エー、マジで。そんなことをしても意味ないじゃん」 こういうことを言ってはダメです。

そうではなくて、「そうなのか。すごいね。それでどうしたの?」という感じです。

これが第一の条件です。







次に、質問にはクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの2つがあり、

クローズドクエスチョンは答えが1つ(YESかNO)です。





例えば、ラーメンは好きか嫌いか。これはYESかNOです。

ラーメンとパスタ、どっちが好き?これも2つに1つです。

答えの選択幅を極端に狭めているのがクローズドクエスチョンです。





オープンクエスチョンは、最近、食べたもので、何かおいしいものがある?

あなたはどんな料理が好きなの?

このように、答えの選択幅が広い質問をオープンクエスチョンと言います。







この2つを意識して相手と会話することが重要です。

まず、これを覚えてください。これは重要なことなので、最初にお話しします。



完全理解のポイント

完全理解には、人の気持ちを理解するために必要な条件が3つあります。



1.出会ってから3カ月以内

2.共通の知り合いがいない (スマホが無くなると連絡が取れないぐらいの状態)

3.支援の関係ではない



これも心理学の話になりますが、

「初対面」「友人」「支援」というように、

人間関係を3つに分類します。



この中で、助けてくれたり、食事をおごってくれたり、

何かあったときに私にしてくれる人、これが支援ですが、

支援の関係ではないところが最大のポイントです。



出会ってから3カ月以内

共通の知り合いがいない

支援の関係ではない



この3つがそろって初めて完全理解ができます。

この中で1つでも当てはまらないと、完全に理解するのは非常に難しくなります。

完全理解は、相手が気づかない本音がわかります。これが重要です。






その人手帳

では、私がどうやって、人の心を掌握して

心をわしづかみするために「その人手帳」を作りました。



人の心をわしづかみにするには、毎回毎回、

会話の内容を面白くしなければいけないし、

どう思っているか、理解する必要があります。



そこで考えたのが、会うたびに、その人の事柄を全部書くことでした。



どこの生まれで、お母さんは何歳で何をしているのか。

今は何をしているのか。

すべてをメモ帳に書いていきました。



私は決して会話がうまいわけではないですが、

それを読んでから会うと、この人は、

こんなことを覚えていてくれた、理解してくれているということで、会話も弾みます。



会って話をするたびに追加していきます。

そうすることによって、その人のすべてがわかる

手帳ができます。



その人手帳を作るのが完全理解のコツです。

もちろん大変に感じるかもしれませんが、人間の

記憶は完ぺきではありません。



会話の中に出てきた細かい部分を書き留めて

後からまとめて読み返すことで、その人の詳細な

部分までがわかるようになります。





その人手帳が出来上がったときに、すごいことが起きます。



最後にお話ししますが、完璧な「そのにと手帳」が出来上がったときに初めて、

その人自身もわからない本心が手に取るようにわかります。



これは完全な心理学で、コミュニケーション能力やカウンセリングの手法になります。



これから、その人手帳の作り方をお話ししたいと思います。

出来上がった瞬間に、対象の人の気持ちをわしづかみすることができるということです。







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