催眠術について

  • HOME »
  • 催眠術について


「自己催眠」 と 「他者催眠」

催眠には、自己催眠と他者催眠があります。



例えば、私が女の子に

「俺のことを好きになれ、好きになれ」とかけるのが他者催眠です。

他人がかける催眠です。



自分にかける催眠が自己催眠です。

自分にかける催眠は例えば、ヨガ、瞑想、滝の修行など、これも自己催眠です。







ただし、ここで覚えておいていただきたいことがあります。

他者催眠は究極の自己催眠です。



私が「眠くなれ、眠くなれ、でも寝てはダメですよ」と脳内麻薬の分泌を促して、

脳内麻薬が出て表面意識が機能しなくなったとします。



そこで、この部分は暗示文といって高度なプログラミング言語を使わなければいけませんが、「おまえは俺のことが好きになる」という暗示文を入れたとします。



でも、結局、決めているのは本人です。

脳内麻薬が出ていると決めているのも本人です。

俺のことを好きになるかどうか、決めるのは本人です。





表面意識が機能していなくて、YES・NOの正しい判断ができないから

私のことを好きになるわけです。



でも、それも本人が決めていることです。

他者催眠は原則的にはなくて、本人がかかると決めているから催眠術はかかります。

これを覚えておいてください。



麻薬は、他者催眠

他者催眠があるとすれば麻薬だけです。

麻薬は他者催眠です。



麻薬は脳内麻薬を出すためのものだと言いましたが、

催眠でも脳内麻薬を出すことができます。



例えば、私が3つ数を数えたら、

あなたは催眠から覚めてスッキリと目を覚ますことができます。



3つ数を数えます。

3.2.1  おはよう。



この瞬間、人は自分の意思で脳内麻薬の分泌を止めることができます。

一瞬で催眠から覚めることができます。



ただし、麻薬は、その成分が切れるまで脳内麻薬は出っぱなしです。

麻薬の成分が切れるまで出続けます。



もし他者催眠があるとしたら、それは唯一麻薬だけです。




催眠は中毒にならない

催眠と麻薬は同じだという話をすると怖がります。

催眠は中毒になりませんかと聞かれることもありますが、中毒にはなりません。



麻薬は成分が切れないと止まりませんが、

催眠は自分の意思で止めることができるので、

催眠は中毒にはなりません。



ただし、催眠は、中毒にはなりませんが、依存させることはできます。

これが洗脳です。



これは別の機会に話をしたいと思いますが、

催眠自体に中毒性はないということだけ覚えておいてください。




催眠は誰でもかかるのか?

催眠は誰でもかかるかというと、残念ながら、10人中10人はかかりません。

かかるのは10人中3人です。



起こった現象は、基本的には覚えています。

人は、情報を圧縮して生きています。



今、あなたは、この映像をイスに座って見ているのか、立って見ているのか、

もしかしたら寝ながら見ているのかもしれませんが、すべて五感の情報です。



部屋の外では車の音が聞こえているかもしれませんが、

それを意識していないだけで、五感は莫大な量のデータを入れています。



すべてのデータを記憶したとすれば、脳はどれだけ記憶できると思いますか。

実は、わずか5分しか記憶することができません。



脳の仕事は情報を整理することです。

要は情報を圧縮しています。



例えば、山手線に乗って新宿から渋谷まで行ったとします。

代々木や原宿は大切な情報ではないので、脳は新宿と渋谷でドアが開いている間の

記憶だけを覚えておこうとします。残りの部分は記憶を圧縮します。

圧縮作業が脳の仕事です。



この原理原則を理解することによって脳の機能をフルパワーにすることができます。

大学受験や何か勉強するときに、催眠の技法を使うと圧倒的に効果があります。

記憶の原理を理解するということです。



脳の仕事は記憶の圧縮です。情報は入っています。

忘れているだけで、催眠を解いた瞬間に思い出します。



なかにはずっと忘れている場合もあります。

一生、催眠にかかっていたことを忘れる場合もあります。

でも、基本的には、催眠にかかっている間のことは覚えています。




催眠は拒否することができる

催眠は拒否することができます。

かかりたくないと思えばかかりません。



最初に、催眠術師がやることは、

催眠にかかりたいと思わせることです。

これは、この後に説明します。



もう一度言いますが、催眠は、10人中10人はかかりません。

データの書き換えができるのは10人中3人です。



起こった現象は、基本的には覚えています。

単に忘れているだけで、ちょっとしたきっかけで思い出します。



催眠術は拒否できます。

拒否させないようにするのが催眠技法です。

これだけ覚えておいてください。



催眠の疑問

■催眠をかけたままにするとどうなる?



基本的に、そのままにしておいても催眠術は解けます。

催眠は、起きているときと寝ているときの中間で、頭がボ~としている状態なので、

一度寝かせてから起こすと催眠術は解けます。



例えば30歳であれば、1年は365日なので10年で3650日、

30年間で約1万日だとすると1万回、寝起きしていることになります。



それだけ継続して寝起きという行為をしているので、

一度寝かせてから起こすと催眠術は解けます。



ただし、解けない人がいます。

一度寝かせて、自然に起きても解けない人がいます。



そういう人は、基本的には病気だと思ってください。

うつ病や不眠症、自律神経系の病気がある人は催眠術が解けにくくなります。



そのままにしておいても基本的には解けます。

催眠をかけたら絶対に解いてください。

これは後ほど説明します。







■本当に危険なことはしないのか?



危険なことはしないのかというと、私はすると思っています。

これは人それぞれですが、暗示文の入れ方で、ある程度はすると思っています。



危険なので、きちんとした対応をしてください。

今回は、殺人の技法を教えるようなものなのでしませんが、

催眠は奥が深いので、恐ろしいこともできます。



私も絶対に人に言えないような技法をいくつか持っています。







■自己啓発できますか?



自己啓発できますかという質問がありますが、自己啓発できます。



自己啓発は自分を変えることです。

年齢の高い人が性格を改善できないのは、表面意識が固まっているからです。

表面意識が固まっているので、潜在意識、性格や過去の記憶、

感情や欲をコントロールできません。



催眠は、表面意識を溶かす、または機能を止める手法で、

催眠状態のときに潜在意識の情報をいじることによって人は変わることができます。



これも、申し訳ありませんが、別の機会にお話ししたいと思います。






>> >> 次のページ 【催眠のかけ方】 へ

催眠術のかけ方

完全理解

動画トラブルQ&A ■メディア掲載
動画トラブルQ&A ■メディア掲載